こんにちは、RIKAI広報部担当です。今回から新たに、社員インタビュー企画が始まります。
ベトナムオフショアで働くメンバーたちが日々どんなことを考えているのか、聞いてみました!どうぞお楽しみに!
そして、記念すべき第1回目に登場するのは、ベトナムダナン支社での通訳者リーダーのティさんです。
(ティさんーベトナムダナン支社での通訳者リーダー )
ティ: グェンさん、こんにちは、私はティです。現在、私はRIKAI Technology ダナン支社でコミュニケーター(通訳者)として働いています。
プロジェクトにおいて、通訳者は全体を通して重要な役割を果たしていますが、通訳者として働く中で、どのような困難がありましたか?また、忘れられない経験は何ですか?
ティ: 実は、他の通訳者の皆さんや会社の同僚にも何度かお話ししたことがあるエピソードなのですが、RIKAIに入社したばかりの頃の話です。約3年半前、私は少しだけIT 通訳者としての経験がありましたが、まだお客様との実務経験はほとんどありませんでした。そんな状況で上司の方々から信頼をいただき、通訳者のリーダーに任命されました。しかし実際には経験が不足していたため、非常に緊張していました。特に会議中の通訳や資料の翻訳で、新しい概念に直面したときには理解が追いつかず、自分の仕事に対しても「なぜ自分はもっとできないんだろう」と夢に見るほど強いプレッシャーを感じていました。
しかし、それと同時に自分にとって最もモチベーションが高まる時期でもありました。お客様との会話のなかでわからない言葉があったり、会議が終わるたびに自分の通訳に満足できないことがありました。その都度自分でネットで調べたり、専門用語を毎日少しずつ学んでいって徐々にリズムを掴んでいきました。今まで続けることができたのは、その経験のおかげです。この経験は、特に新人通訳者たちにシェアしているモチベーションの原点でもあります。
仕事をしている中で、自分自身に誇りを持つ瞬間はありますか?
ティ: 毎日、チームのみなさんと一緒に働きながら会議を成功させ、プロジェクトの締め切りを守ることができた瞬間が、一番誇りを感じます。
(チームのみなさんと一緒に働く)
通訳者になるためには、言語スキルや知識以外に、どのような要素が必要だと思いますか?
ティ: 我々の会社は日本市場と取引しているので、1つ目のスキルは日本語でしょう。。通訳者は双方のコミュニケーションをつなぐ存在ですので、日本語だけでなく母国語であるベトナム語のスキルも非常に重要です。2つ目は、ITに関する専門知識や、自分が関わっている業界についての知識です。。3つ目のスキルは、会議の雰囲気を読む力が挙げられます。例えば、会議が緊迫しているときに、お客様の言葉をそのままチームに伝えてしまうと、会議自体が成り立たなくなってしまうことがあります。そうならないよう、会議をスムーズに進行させ問題を解決できる能力が求められます。
通訳者はお客様とプロジェクトチームの両方と関わるため、業務が多岐にわたります。時間の管理はどのようにしていますか?これは若手の通訳者たちも直面している問題だと思いますが。
ティ: 仕事の優先順位をしっかりつけて進めることが重要だと思います。チームで働いているので、タスクを他のメンバーに分担することもあります。また、家庭と仕事のバランスに関しては、家族やチームメンバーの協力もあり、比較的スムーズに進められていますので、特にストレスは感じていません。
RIKAIの職場環境についてどう思いますか?
ティ: RIKAIは設立から7年が経ちましたが、メンバーはベテランばかりというわけでもありません。ここで働いているメンバーはほとんどが若手です。
仕事中だけなくプライベートでもつながりを持てる環境があり、私はZ世代ではありませんが、若いメンバーと一緒に働くことで、自分も若返ったような気持ちになります。RIKAIで働いていることに、とても幸せを感じています。
(RIKAI Technologyダナン支社の一部の様子)
RIKAIに長く勤め続ける決め手となったのは何ですか?
ティ: いくつか理由がありますが、一つは「チャンス」です。RIKAIに履歴書を提出した当時、他にもいくつかの企業に応募していましたが、RIKAIでの面接の雰囲気が非常に心地よかったのが印象的でした。別の会社からも内定をいただきましたが、自分がどちらの環境でやりがいを感じ、長く続けられそうかを考えて、RIKAIを選びました。
AIの発展が進む中で、通訳者の将来についてどう考えていますか?
ティ: 確かに、AIは日々進化しています。実際、当社でもAIを業務に取り入れています。そのため、通訳者の仕事が軽減され、業務のスピードアップや精度向上が期待できる一方で、通訳者という職業自体が淘汰される可能性もあります。しかし、私はAIをうまく活用しながら、同時に自身のスキルを向上させることが重要だと思っています。通訳者は依然としてお客様との会議や両者の間を取り持つ役割が求められる場面がありますが、仕事の量が減ることで、通訳者としてのポジションが保証されなくなるリスクもあるでしょう。だからこそ、BA(ビジネスアナリスト)としてのアドバイスを取り入れたり、BrSEやセールスとしての知識を学んだりして、自分を常にレベルアップさせることが必要だと思います。
通訳者という仕事に興味を持っている方々に、何かアドバイスはありますか?
(インタビューの画像)
ティ: AIの登場と、それが仕事に導入されつつある今、日本語の基礎があるものの業界経験が少ない皆さんにとっては、私が5〜10年前にこの業界に入った頃よりもチャレンジングだと思います。私の個人的な意見ですが、やはり自分自身を「AIに取って代わられない「存在」にレベルアップさせることが大切です。
最も重要なのは、興味があるならまず挑戦してみること。今、いろんなスクールやセンターでたくさんの講座が開かれているのは、ニーズがまだまだあるという証拠です。多くの企業も研修をサポートしているので、それを利用してモチベーションを高め、成長の機会を得ることができます。そして何より、諦めないことが大切です。毎日自分の目標を設定し続けることで、いつかその会社で確固たるポジションを築ける日が来ると思います。
現在のRIKAIについて、今後どのような成長や変化を期待していますか?
ティ: 私が入社した頃と比べて、RIKAIはすでに大きな変化を遂げました。社員数や皆のやる気、そしてオフィスの雰囲気も、日々成長しているのを実感しています。ただ、昨年は経済全体の影響がありましたので、今後は会社がさらに多くの福利厚生を充実させてくれることを期待しています。
昨年は経済状況の影響もあり業績は好ましくありませんでしたが、今期は社員一丸となって取り組むことでより多くの利益が得られることを期待しています。
RIKAIのお客様に伝えたいことはありますか?
ティ: まず、私はRIKAIという名前について2つ意味があると考えています。
1つめは私たちがお客様をしっかり理解するという意味の“RIKAI”。
2つめは私たちRIKAIの事も知って頂くと言う“RIKAI”です。
RIKAIのチームメンバーは皆若く、前向きなエネルギーに満ち溢れていて、仕事でもお互いにサポートし合っています。真剣に働き、遊びも全力で楽しむ、そんな温かくてハッピーな環境がRIKAIにはあるということを知って頂きたいです。
ティさん、本日はインタビューにご協力いただきありがとうございました。これからのご活躍を心よりお祈りしています!