生成AIのブームの中で、ChatGPTを業務に活用している企業は年々増えています。
しかし、実はChatGPTには「GPTs(ジーピーティーズ)」という、さらに一歩進んだ機能があることをご存知でしょうか?
本記事では、誰でも簡単に作れる業務特化型AIエージェント「GPTs」の活用方法と、その可能性をご紹介します。
GPTsとは?
GPTsとは、OpenAIが提供する「自分専用のChatGPT」を簡単に作れる仕組みです。
ノーコードで設定でき、業務に合わせた応答・処理をしてくれるパーソナライズドAIエージェントとして利用できます。
GPTsで何ができるの?具体例をご紹介
GPTsは、業務の中の「繰り返し・マニュアル的な作業」に特に強みを発揮します。以下は実際の活用例です。
① よくある質問(FAQ)対応
- 自社サービスに関するQ&Aを覚えさせて、社員やお客様からの質問に自動回答
- 社内ヘルプデスクの負荷軽減に効果大
② Excel・書類操作のアシスタント
- Excelの関数説明、資料のテンプレート作成
- 報告書のドラフト作成補助などにも活用可能
③ 自動メール文作成
- 件名・目的を入力するとメール本文を生成
- 日本語のビジネスマナーにも対応(敬語変換など)
④ 翻訳 + ローカライズ対応
- 英日/日英の翻訳だけでなく、文体調整や用語統一も可能
- 海外チームとのやり取りにも使えます
GPTsは誰でも作れる!その手順
OpenAIのChatGPT(Plusプラン)にログイン後、「Explore GPTs」から作成可能。
手順は以下の通り:
- 名前や用途を設定
- 質問形式でAIに性格・口調・知識を教える(Setup assistant)
- 必要に応じてPDF・CSV・マニュアルなどをアップロード
- 完成したら社内共有も可能(URL発行)
→ IT知識がなくても15分程度で完成!
Rikaiのおすすめ活用パターン(中小企業向け)
業務領域 | GPTs活用例 | 効果 |
総務・人事 | 勤怠・申請に関するFAQ対応 | 担当者の対応時間を30〜50%削減 |
営業 | 提案書のドラフト生成、過去事例の検索 | 提案スピードの向上とナレッジ共有 |
カスタマーサポート | 顧客の質問に自動応答 | 対応品質の均一化、夜間対応も可能に |
海外対応 | 英文メール作成、資料翻訳 | 時間短縮と誤訳防止 |
まとめ:GPTsは“小さく始めるAI導入”に最適
GPTsは、初期コストや導入ハードルが非常に低いため、「まずはAIを試してみたい」という企業にぴったりの選択肢です。
業務に合わせたエージェントをすぐに作れるので、PoC(試験導入)にも向いています。
Rikaiができること:GPTs活用支援
- GPTsの企画・設計支援(どんな業務に向いているか?)
- プロンプト設計・ナレッジ整理
- セキュリティ面のアドバイス
- 社内展開のためのトレーニング
「GPTsに興味はあるけど、どう始めればいいのか分からない」
そんな方のために、RikaiではGPTs導入相談・ワークショップを実施中です。
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