WORK
導入事例・開発実績
開発形式
請負型開発
プロジェクトタイトル
HPCリソース自動化・管理プラットフォーム(HPC-as-a-Service)
クライアント
サービス業
規模
15名
開発期間
継続構築中
背景・課題
導入前の状況
高度な計算リソース(HPC: High Performance Computing)を提供するクライアント企業様は、インフラの提供方法において大きな課題を抱えていました。
導入前の課題: HPCリソースの利用申請やプロビジョニングが手動で行われており、ユーザーにとって利用のハードルが高く、管理側の運用負荷も増大していた。
利用ハードルの高さ: 専門知識がないとリソースの確保や設定が難しく、新規顧客の獲得を阻害していた。
煩雑な管理フロー: ユーザーごとのリソース割り当てや課金管理がExcel等によるアナログ運用で、スケールが困難だった。
コスト構造の不透明さ: 従量課金やリソースの最適化ができておらず、ユーザーにとって割高感があった。
解決したかったこと
HPCの民主化: 専門知識不要で、誰でもウェブGUIから簡単にHPCリソースを確保・実行できる「Gateway」としての環境構築。
運用のフルオートメーション: ユーザー登録、インスタンスの起動、データストレージの接続、利用後の課金処理までを完全に自動化し、ヒューマンエラーを排除。
マルチクラウド/ハイブリッド対応: オンプレミスとパブリッククラウド(AWS/Azure/GCP等)を統合管理し、最適な場所で計算を実行できる柔軟性の確保。
導入の決め手
インフラ×Web技術の深い理解: ベアメタルや仮想化基盤の制御と、モダンなWebダッシュボードを統合できる稀有な開発力。
コスト効率の最大化: ベトナムの優秀なエンジニアによる開発で、プラットフォームの構築コストを大幅に抑制。その分をサービス価格の競争力に転嫁可能とした。
UI/UXへのこだわり: 複雑なHPCのステータス(ノード稼働状況、ジョブキュー等)を、誰でも直感的に理解できるデザインへと昇華させた提案。
RIKAIの取り組み
開発体制の工夫
ハイブリッドチーム: 日本語で要件を細かく定義するBrSEと、分散コンピューティングに強いベトナムのシニアエンジニアが連携。
継続的フィードバック: β版の段階で実際のユーザーに操作感を確認してもらい、ダッシュボードの改善を繰り返すプロセスを採用。
技術的なアプローチ
ハイブリッド開発モデル: 日本のPMがHPC業界特有の要件(Slurm等のジョブスケジューラ連携)を整理し、ベトナムのテックリードがスケーラブルなバックエンドを設計。
インフラ自動化のプロトタイプ: 実際に計算ノードが自動起動する最小構成(MVP)を早期に作成し、プロビジョニングの成功率を徹底的に検証。
品質・進捗管理
成果・効果
定量的効果
リードタイムの劇的短縮: 従来、利用開始まで最短でも1週間かかっていたプロセスを**数分(オンデマンド)**に短縮。
運用コストの最適化: 自動化により、1人の管理者が対応できる顧客数が10倍以上に向上。
ユーザー層の拡大: ブラウザベースの操作が可能になったことで、非専門家ユーザーによる利用が40%増加。
定性的効果
ビジネスの機動力向上: 計算リソースが必要な時にすぐ使える「水道のようなインフラ」を提供することで、顧客のR&Dスピードを加速。
データ主導の経営: ユーザーの利用傾向がリアルタイムで可視化され、将来の設備投資計画を精緻に立てることが可能になった。
お客様の声
「HPCという専門性の高い領域を、ここまでシンプルで使い勝手の良いサービスへと変貌させてくれたRIKAIさんの手腕には感謝しています。AXXE-Lのようなプラットフォームを構築したことで、私たちはインフラの保守から解放され、本来の価値である『計算環境の提供』というサービス開発に集中できるようになりました。」